ブログやTwitterなんかを見ていると、よくEA(エクスパートアドバイザー)という、『誰かの自作』の自動売買プログラムが出てきますが、
ワタシは『証券会社版の無料リピート系』しか使いません。
・結局中身のロジックがよくわからない orそもそも公開していない
⇒いくら儲かると言われようが、『気持ち悪い!』
というのがその他を使わない主な理由です。
証券会社版(トラリピ、トライオート、みんなのシストレ など)も、厳密にいえば無料ではなくてスプレッド部分に差があったりなど、当然利益収集はされていますが、理解できる範疇と考えているのでこれは許容しています。
というわけで、この記事では、『(リピート系)FX自動売買って、結局こういうもの!』というのを解説していきます!
◆【リピート系FX自動売買】そもそもこんなヒト向けのツールです
【たとえばこんなヒト向け】
・「低資金」でも、リスクリターンを踏まえつつ、勉強しながらでも貪欲に増やしたい
・「フロー収入」=毎月の小銭収入の方が、老後など何年も先にドカッと増えるというより
自分には合っていそうと思う
【逆にこんなヒトには不向き】
・リスクは極限取りたくない =比較的リスクの高い手法です
・使い道の決まっている資金しかない =同上
・稼ぎ力、毎月の入金力に欠ける、FXや投資だけで一発当てたい =一撃ぼろ儲け不可
・とにかく資産を高確率で着実に『最大化』したい =決裁回数が多い分、手数料も多いです
資産運用には、必ずその人それぞれの【なぜ投資をするかの目的】がないと、行動がブレブレになって、どんな手法でもいずれ高確率で破綻してしまいます。
※投機トレードをしているのに『塩漬けガチホ』、長期投資なのに『暴落狼狽売り』etc.
運用対象の資金が最初から1000万以上あるなど、まっとうに貯蓄をしてきたヒトであればワタシなら「インデックス系投資」ないし「高配当ETF投資」などを普通におすすめします。
ワタシは現状では、「浪費を繰り返してきた人生のツケを払うべく」このFX自動売買の研究と実践にも勤しんでいますが、万人にオススメの手法ではもちろんありません。
◆【リピート系FX自動売買】共通する基本と特徴を整理
とにかくチャレンジをしてみたい!というヒト向けに、良し悪しを整理してみましょう。
やり方がおかしくなければ「想定年利15~20%」は普通に目指せる手法です。
・「値上がり(値下がり)幅」でなく、「値動き幅」を取りに行く手法
そもそもFXという分野を選んだ時点で、為替相場とは「ゼロサム(手数料を考慮すればマイナスサム)」のゲームへの参加であり、「成長を期待した長期保有」という戦術は取れません。
必ず、「利益の奪い合い」というゲーム構成になっているという事を認識しなくてはなりません。
「世界最大の市場」という謳い文句は、「流動性の担保が最大級」ということで、いつでも参加ができる市場であるということしか説明がされていません。
トレードなので、「上下幅」が基本的にそのまま利益または損失となるのが裁量トレードですが、リピート系だと、「上下にどれだけ動いたか」というのが利益元の一つとなりえます。
基本的に「ある点から、短期に値がどちらに上下するか誰にも不明」という前提の元、また、FXという市場で勝負をしたいとなれば、このリピート系の考え方は合理的に思えます。
・基本、「値動きの予想はしない」で「想定レンジ幅」にベットする手法
仕掛け方はいろいろありますが、いずれにしても基本構想は「上値○○円~下値○○円の間に仕掛ける」というような、【想定値幅】を設定するのが、まず第一です。
その中で、『値動き何円ごとに仕掛けるか』『値動き何円ごとに決済をするか』というのを設定すると一通りが出来上がるという、基本を正せばとてもシンプルな手法です。
初心者向けに、さらにシンプルに、上に書いたような設定をすべて組んであるプログラムを
「必要資金を入金したら、ポチっと選択するだけ」
という証券口座もあります。
どれでもいいので、まずは「少額」で、「体感」してみるのがいいと思います。
デモ口座を用意してくれている証券会社もありますが、次に書くような『含み損』の体感にはデモ口座は不向きでほぼ「経験値」にはならないのと、デモ口座で操作方法の確認をする以上のことは、「いつまで試したらいいのかよくわからない」という状態に陥る人がほとんどなので、そういう意味でもオススメしません。
※必要資金の考え方はこちらの記事も参考にどうぞ!
・想定レンジ内では「何もしない」ので、『含み損』は常態化する手法
たとえばシンプルに「買い」設定で挑んだという場合、逆行して大きく値下がりを続けるとひたすら含み損が増大していきますが、それが想定レンジ内なのであれば「ひたすらガチホ」というのがこの手法です。
なので、運用期間が長くなるほど『含み損』を抱えた状態が通常になってきます。
「いつ損切したらいいの???」
というのをよく聞かれますが、答えるとすると
『損切はしない。しないでいいだけの資金を入れておくべし』
となります。
実際には証拠金とは基本的に「建て玉用の必要証拠金+含み損額」が最低あれば運用自体は可能なので、想定レンジいっぱい分の必要資金を用意して挑む人の方が少ないと思いますが、そこはもちろん「自己責任」なので、実際に足りなくなりそうになる前に「そういう場面になったら、どうするか」は事前に必ず決めておく必要があります。
この「入金額」がいわゆる「想定利回りの分母に当たる」ので、分母=入金額を小さくするほど、想定利回りはどこまでも上がっていきます。ただ、もちろん「リスクもどこまでも増えていく」ので、自分の中で許容できるリスクを事前に計算をしておきましょう。
パターンとしては、「追加入金する」「戻ると念じて放置」「気持ちがざわついたらさっさと損切全決済」「ポジションを間引いて証拠金負担を軽くして耐える」などでしょうか。
資金の有無は最初から明確だと思いますが、「気持ち的に耐えられるか」という部分は、実際にその場面に遭遇してみないと自分でもよくわからない部分だと思うので、そういう意味でも「少額でまずは体験を」ということを推奨しています。
◆ワタシが実践中の【リピート系】のご紹介三つ +1
最後に、ワタシが実践中の【リピート系FX自動売買】の実践記事をご紹介しておきます!
実践はもちろん、各自殿の自己責任ではありますが、ワタシも実践中なので、
「苦心は分かち合えます!」(笑)
※みんなのシストレ(トレイダーズ証券)
※トラリピ(マネースクエア)
※ループイフダン(アイネット証券)
【番外編】ETFもリピート系自動売買をこちらで実践中です。
※トライオート(インヴァスト証券)
皆さんの、「逆転資産形成!」のご参考になりましたら幸いです!