【トラリピ】人気通貨ペア『AUD/NZD』を概況から設定案まで徹底解説!

各証券会社の自動売買で人気を博している通貨ペア
『オージー・キウイ』こと『AUD/NZD』

その理由から、現在チャート概況、トラリピでの初心者向け初期設定案まで徹底解説していきます!

マネースクエア

◆通貨ペア『AUD/NZD』の特徴

円が直接絡まない通貨ペア(クロスドル通貨)なので、我々日本人からするとちょっととっつきにくいですが、FX自動売買をやるなら、遠からず避けては通れない(もったいない)という大きな特徴を持っています。

・長期にわたり『レンジ相場を形成』=値幅をコツコツ取りに行く自動売買戦略にぴったり
・値幅変動が非常に小さい=必要資金が小さく抑えられる

豪ドル、ニュージーランドドル それぞれの特徴は、以下の通り。

【豪ドル】
原油や鉄鉱石など商品価格に高い相関性があります。
最大輸出先である中国景気、また米国・日本の経済動向にも影響される。
(各国の株価動向に影響されやすく、リスクオン時には買われやすい。)

【ニュージーランドドル】
ニュージ―ドルは同じくオセアニア通貨として豪ドルとの相関性が高い
(同じ方向へ値が動きやすい)ので、結果価格の乱高下が起きにくくなっています。

◆長期足チャート解説

では実際に、チャートで状況を確認してみましょう。

こちらはトレーディングビュー(誰でも登録だけで無料で使えますよ!)で表示してみたAUD/NZDの月足長期足チャートです。

直近で2013年あたりからずっと一定のレンジに収まっているのがわかりますね。

この『レンジ相場』が、『一定の値幅をコツコツ利確して収益をあげる』というスタイルのFX自動売買のシステムに非常に向いている!というお話です。

この期間の最低値が「0.99957」(画像中の青字下限)で、その数値は昨年の2020大暴落時でも割れていません。後述もしますが、豪ドルとニュージ―ドルは非常に相関性も高いので、大きな世界で大きな急落等があったとしても「同時に同様に下がれば、その通貨ペアに値動きはない」ので、こういう現象が起きます。

このような、「動く値幅も小さい」というのも、この通貨ペアの大きな特徴と言えます。

◆ワタシの考える初心者向け設定案

さて、上で見てきたように、「一定幅を上下する」ので、自動売買の設定を考えるのも比較的やりやすいです。 仕掛け方にそれぞれ方針が出やすいですが、ワタシであれば、この値幅については、「超長期的に見ても下限値」なので、いっそのこと「ほぼ全幅へ買いトラリピ」を仕掛けるかなと思います。(実際そうしています。)

上記のチャートで「青枠」で囲っている値幅に18本買いトラリピを設定すると、トラリピ運用試算表だとこんな感じになります。

全ポジションが約定した時点(値幅の上限から下限まで一気に値下がりした場合)で必要資金の合計が155,311円となりました。

念を入れて、上限値超えの帯域に「売りトラリピ」を仕掛けてワタシは『ハーフ&ハーフ』にして設定を入れてあります。

◆マネースクエア公式『トラリピ戦略リスト』

実は、マネースクエアの公式での「推奨設定」というのがありますので、簡単にご紹介します!

いずれも想定必要資金 100万円 ボタン一つで発注可能

 ※詳細は公式サイトでもご確認ください。

・初心者向けの戦略

【トラリピ・Buy&Sell戦略】
買いトラリピ (設定レンジ1.00000~1.10000)
売りトラリピ (設定レンジ1.03000~1.13000)

ハーフ&ハーフに近いですが、中央値付近を少し重ねて設定をしていることで、もう少し貪欲に利益を取りに行こうという考え方ですね。値幅帯は、最初に見た長期足の青枠部分に対して幅を狭く買いも売りも入れている形になります。

大きなレンジ移動がない限りはこれがもっとも効率がいい!という考え方ですね。

・中級者向けの戦略もあり(2種)

【トラリピ・Buy&Sell戦略】
売りトラリピ(1.04000~1.13000)
買いトラリピ(1.01000~1.10000)

【トラリピ・ダイヤモンド戦略】
売りトラリピ(1.10000~1.13000)
売りトラリピ(1.07000~1.10000)
買いトラリピ(1.04000~1.07000)
買いトラリピ(1.01000~1.04000)

中級者向けというのも紹介がされており、こちらは2パターンから設定ができます。

Buy&Sellの方は、初級向けより中央値帯の買いと売りが重なる値幅が多くなっています。

もう一つの「ダイヤモンド戦略」という方は、設定を4分割にして、中央値帯をさらに貪欲に取りに行くという設定ですね。

なぜ中級者向けかというと、おそらくこれでやってもし何か急変があってレンジがずれてしまうと、中央値帯に分厚くポジションを持っているので、含み損が膨らみやすいというリスク多めの設定だからだと思います。

公式サイトの方で、直近2年分のバックテストの結果も一緒に公開されていますので、ぜひ確認してみてください。

まとめ!

さて、人気のAUD/NZDですが、考え方次第で攻め方もいろいろありますね。

比較的短期的に攻めていきたいのであれば、公式の設定もいいかと思いますし、ワタシは個人的には『超長期視点=FIREの土台』と考えているので、むしろ今のレンジは「すべて買いゾーン」という考え方です。

みなさんの、ご自身の運用方針に合わせて、いろいろ検討してみてくださいね!

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