2021年は、年明け以降も米国を中心に株式市場は活況を呈しており、最高値更新を続けています。
いろいろな調査では、多くの人が「今はバブルに見える」と感じており、みんな、おっかなびっくりながらも、相場が上がっていってしまうので「参加するにはついていくしかない、、」という状態でしょうか。
バブルの崩壊する予兆としては、市況としては「総楽観」を呈したところで、「金融相場の終焉号令(利上げ等のファンダメンタルニュース)」などの特大ニュースが流れると、相場の流れが大きく変わる可能性があります。
ただそれも、「高値がそれまでに市場に馴染んだ」という、「業績相場への移行」が果たされていれば、そこまでの大きな流れにはならないだろうことから、個人投資家であるワタシたちは、あらゆるシナリオを検討しておく必要がありますね。
本記事では、今のような「高値警戒感」の強い相場で何を検討すべきかと言う指標を3つご紹介していきます。
◆インデックス長期投資家 ⇒迷わず続投
特に、「長期の定期定額積立」をしているのであれば、迷わず「これまでと積立内容も変えずに継続」という一択ですね。
なぜなら、そうすることこそが、この投資手法の【肝となる考え方】だからです。
・今が高値圏に見えたとして、「それが真実か」は誰にもわからない
というのがその理由です。
インデックス長期投資とは、そもそもを思い出せば、
①「長期的には【経済成長】する」と自分が考える対象(指数)へ、
②【国・地域】【銘柄数】を十分に分散しつつ、
③【時間】も分散して高値掴みを和らげつつ、淡々と投資し続ける
という三拍子が揃ってやっと効果が最大化するという手法です。
一時の含み損や、もっと言えば「まだ実現すらしていない」暴落を恐れて逐一投資行動を変えてしまっていては、アクティブファンドへの投資以上にハイリスクな運用をしていると言わざるを得ません。
むしろ『暴落はそのうち必ず来るが、自分には関係ないね』というスタンスこそ、重要と言えます。
◆キャッシュ温存戦術
特に、「今から投資をはじめたい」「キャッシュは貯金がそれなりにある」というヒトにとっては、少し難しい場面ですね。
既に一つ目のような「インデックス投資」等、何か始めている状態ならそれを基準にすればいいのですが、これから始めるとなると少し考えモノな気持ちになるのはよくわかります。
①まずは、「投資目的」を決め、最適な投手手法を選択する
②その投資手法が、「高値圏で始めてもそこまで影響がない」という手法なら、
打診買い(余力は十分に残し、少しずつ買ってみる)から始めてみる
というパターンがまず考えられます。
「高値圏がいつ下がるか」など、個人レベルでは誰にもわからないという前提であれば、まったく何もせずに「全額キャッシュ」というのも、一つのリスクです。
「インデックス長期投資」を選択するのであればそれこそ【いつ暴落しても最終的には右肩上がり】
を見込んで淡々と投資し続けるものなので、今から手を付けるのであれば、十分候補になりますね。
ただ、トレードにおいては【安く買って高く買う】というのも真理であるため、いつでも買い増しができるように『虎視眈々と安値を待つ』というのも一つの投資方針です。
このあたりは、(いや、どのあたりでもですが)自己判断ですね。
ワタシのおすすめはいつも、「少額でいいからすぐにでも【相場に参加】しておく」です。
【経験に基づく肌感】や、含み損感覚を養うにはやはり『やってみる』以外に方法がありません。
◆為替相場(リピート系FX自動売買)を検討してみる
長期的にレンジ相場を形成していることをチャートで確認できれば、比較的いつでもはじめられるのが「リピート系FX自動売買」です。そもそも「高値圏という考え方が薄い」市場を攻めてみるという考え方ですね。
もちろん、「下値圏で始める買いリピート」「上値圏で始める売りリピート」など、スタートダッシュに有利な位置と言うものはありますが、必要資金さえ用意できているならそこまで大きくこだわる要素でもなくなったりします。
特に「ハーフ&ハーフ戦略」であれば、
・大きい幅に仕掛けるにも、「必用証拠金」をかなり抑えられる。
・レンジのどこから始めても、比較的影響は少ない
(できれば「プラススワップ帯」で始められるのがベスト)
といったメリットがあるので、始めるなら一考の価値ありです。
※もう少し詳しく、「ハーフ&ハーフ戦略」を解説!
この投資手法のデメリットを挙げるとすれば、
・常時含み損をかかえる投資手法なので、やめたいときにすぐには撤退しにくい
・始める前に理解すべき作法がまあまあ、ある。※急変時の備えなど。
なので、もし試してみるのでも、これでもしっかり「少額で」試してから本格運用に移るのがオススメですね。
◆まとめ バブル相場へ挑む心得
今はバブル?バブルじゃない?という議論は今はそこかしこから聞こえてきますが、各国中央銀行がガンガンお札を刷って、バラまくことで下支えをしているといういわゆる「金融相場」な時点で、ワタシは【バブル】なんだと思っています。
なので、注目すべきは『そのバブルが根付くのか、弾けるのか?』と言う点ですね。
その場合で、ワタシたちのすべきことは、基本的には、
【どっちだったとしても大丈夫な作戦】
を突き詰めて準備しておくことだと思います。
方法や考え方はいくつかご紹介しましたが、ぜひみなさんのこの相場環境へ挑む「必殺手法!」(笑)も教えてくださいね!
ワタシは別記事でもご紹介している通り、前のめりに「突撃済み」ですよ!?(笑)