【日経平均】株価指数を「そのまま買う」方法とメリット、攻略方法まで解説

◆「株価指数」ってそもそもなんだ?

日経平均に限らず、世界にはたくさんの「株価指数」と言うものがあります。
以下は一例です。

【日本】
・日経平均株価
・TOPIX:東証株価指数
・マザーズ総合指数
・ジャスダック指数

【海外】
・NYダウ
・NASDAQ
・S&P500指数
・英FT100指数
・独DAX30指数
・上海総合指数

株式の指数だけでも各国たくさんありますが、不動産や商品コモデティなどの、その他いろいろな指数もあります。

これらは、その経済圏やカテゴリーにおける概況や傾向を知るのに、ニュースや経済分析などで出てくるので比較的馴染み深いものも多いわけですが、これらの指数に「直接投資をする、買い付ける」ということができるのはご存じでしょうか?

◆「株価指数」を直接取引するメリット

指数の値動きに対して直接売買ができると以下のようなメリットが考えられます。

◇「個別株」等にある、【倒産リスク】などの不測のリスクを回避しやすい

個別株を売買すると、当然その企業に発生するあらゆるリスクを背負うことになります。

・倒産リスク ⇒株価がゼロ円に
・不祥事発生リスク ⇒株価暴落
・各種事故に対するリスク

個社に対する投資は、リスクもリターンもそれだけ大きくなり、「テンバガー(10倍株)」などのロマン砲にどんどんなっていきます。
本当に余剰資金で投資している、本当に自分の目論見に確信があるというならいいのですが、ほとんどの個人投資家の場合は、「儲かる?これ儲かるの??」みたいに、無闇あてずっぽうで個別株に関しては手を出しているのがほとんどではないでしょうか。

そうやって、「なんとなく投資」をしているくらいであれば、指数で「そのセクター全体へ」投資をしているほうがまだリスクも低めにできて勝ちやすいのではないでしょうか?

◇ほとんどの指数は『銘柄入れ替え』があり、値下がりが放置されにくい

指数ごとに厳密な基準はまちまちではありますが、基本的に株価の急落や上場廃止などがあれば、その銘柄は計算から排除されて、新しい銘柄が組み入れられることがほとんどです。

なので、個別銘柄の暴騰落リスクに備えるだけでなく、その指数が参照するセクターにおける「新たな成長銘柄」も自動で組み入れられるために、無闇なリスクを下げて、リターンを少し多くするという効果がこの指数投資には期待ができそうですね。

◇ひとつの指数を買うだけでも【分散投資効果】が得られる

たとえば「日経平均株価」であれば日本を代表すると言われる225社の「株価平均」への投資に、「TOPIX東証株価指数」であれば東証一部上場企業約2000社への「時価総額平均」への投資になりますので、それだけの社数への分散投資が自動的に実現されます。

世界の各指数についても、それぞれ国の違いのほかに、「銘柄セクター」「計算方法」など、こまかな特徴があるのでそれぞれ確認してみるのも面白いですよ。

投資は適切なリスク配分にするためにも「分散投資」が基本的に推奨されますが、個別株をそれぞれ研究して分散で買い増していくというのはなかなかに重労働です。

一方で、株価指数等であれば、ニュースのヘッドライン等でも何かあれば取り上げられるほか、その指数の特徴の勉強もそこまで大変ではありません。

そういった「投資銘柄選びの時短」にもこの指数投資には効果がありそうですね。

◆実践編1:投資信託、ETFで買う

では実際に、どうやって売買をすればいいでしょうか。
株価指数は「商品」ではないので普通は買えませんが、その指数の連動を目指して運用されている
「投資信託」やETF
というものがありますので、それを買えば「指数投資」できえるようになります。

※日経平均ETF

銘柄コード銘柄名委託会社
1321日経225連動型上場投資信託野村アセットマネジメント
1320ダイワ上場投信-日経225大和アセットマネジメント
1346MAXIS 日経225上場投信三菱UFJ国際投信
1329Iシェアーズ日経225ブラックロック・ジャパン
1369DIAM ETF 日経225アセットマネジメントOne
1397SMAM 日経225上場投信三井住友アセットマネジメント
1330上場インデックスファンド225日興アセットマネジメント

※TOPIX連動型のETF

銘柄コード銘柄名委託会社
1306TOPIX連動型上場投資信託野村アセットマネジメント
1305ダイワ上場投信-トピックス大和アセットマネジメント
1348MAXIS トピックス上場投信三菱UFJ国際投信
1473DIAM ETF トピックスアセットマネジメントOne
1475iシェアーズ TOPIX ETFブラックロック・ジャパン
1308上場インデックスファンドTOPIX日興アセットマネジメント

上は、日経平均、TOPIXそれぞれに連動するETF商品を紹介してみました。
いずれも【楽天証券】で普通に売買が可能です。

楽天証券

ここで改めては出していませんが、投資信託で買うこともできますので、興味のある方は探してみましょう。それぞれ、元になる指数が同じなので基本的には値動きはほぼ同じになりますが、投資信託とETFでは取引方法などに少し違いが出てくるので気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。

◆実践編2:CFDで買う

GMOクリック証券やIG証券などで、日本225などの「CFD商品」で売買するという方法もあります。
CFDだと、手数料が少々高くなりますが、

・レバレッジ(10倍~)をかけられる
・先物と同じ時間帯に売買可能=現物の市場時間より長い時間取引が可能

などのメリットがあります。

積極的にトレード(短期売買)で攻めたいという人に向いている売買手法ですね。
CFDもFXと同じくレバレッジがかかる『証拠金取引』になりますので、初心者の人がいきなりやると大けがすることが多いです。くれぐれも余剰資金の少額から、やる人は始めてみましょう。

ちなみにいわゆる「長期積立投資」「インデックス投資」をしたいという人は、CFDでやると「急落リスク」や「手数料負け」などの余計なリスクを背負いやすいのでそういう場合はETFか投資信託で実践されることを強く推奨します。

逆に、リスクを承知の上であれば、「値動き運動量に賭ける」ということでCFDの株価指数などでリピート系自動売買などの手法で短期的に資金を増やすことを目指すのも可能です。

リスクとリターンは常に同様に増えますので、目的に応じて検討してみましょう。

◆まとめ 『株価指数』を買うという投資方法

いわゆる『インデックス(指数)投資』と言う呼び方の方が馴染みが深いかもしれませんね。
カタカナで言われるとピンと来ない、、という人もあるかもしれませんが、平たくしてしまえば
ここまで書いてきたような「株価指数などへの直接投資」のことを言います。

メリットは、

・個別銘柄のような極端なリスクがない
・自動で分散投資が可能
・研究する難易度も比較的低め
・長期保有に最適

といったところでしょうか。

もちろん、資金量や投資手法、買い方によって、リスクはどこまでも変動するのが投資ですので、そのあたりはきっちり自分の投資目的、リスク許容度を勘案して取り組むようにしましょう。

とりあえず、何に投資するにもあると便利なのは楽天証券ですね。

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