結論から言えば、年収(業務に対する報酬)をアップするには、「相手の評価を変える(上昇させる)」以外の道は実はありませんが、あなたが今自分の年収や評価に満足がいっていないのであれば、以下に紹介する3つのスピードが足りていない可能性が高いです。
これらのスピードには【スピード違反】はありません。
遠慮なくアクセル踏み抜いちゃいましょう!
では、一つずつ点検してみましょう!
タスク消化スピード
点検①:ゴールとタスクの適切な設定
ゴールとタスク(マイルストーン)が適切に設定できていないと、相対的にタスク消化スピードが遅くなる傾向にあります。
タスク(小さな単位の業務「連絡を一本入れる」「前日確認する」「準備のチェックリストを作成する」など)がちゃんと設定できていれば、「後回し」「明日回し」にされずに先に消化できていたものがあるのではないか?ということです。
行き先(ゴール)と、通過すべきルート(タスク・マイルストーン)が最初に描けていないと人は、だいたい迷子になります。そういう人は、迷子になってうろうろしているので、ゴールになかなかたどり着けないのはもちろん、途中経過も満足のいくものにはなりません。
点検②(基礎体力・基礎学力・前提スキル)がそもそも足りていない
これについては「とにかく数をこなす」=エクササイズ(反復練習)して体得しましょう。
スキルを身に付けるのも、筋トレして体力を手に入れるのも、あまりそのロジックに変わりはありません。必要なのはエクササイズ(反復練習)です。
体得している(考えずとも、反射でこなせる)状態のスキルがあるのとないのとでは、段違いにスピード感は変わります。
例えば、パソコンでタイピングをする、というのでも、ブラインドタッチが当たり前にできる人と、キーの文字の位置をいちいち探して一つずつ押しているのでは段違いなのと同じです。
こういう極端な例だとわかる人は多いですが、その他の業務スキルについても「体得してしまった方が早い」というのはたくさんあります。
先輩などのアドバイス(続けるコツなど)も参考にしてみましょう。
「若造には10年早い」「そうそうすぐにできると思うなよ!?」みたいなことを言われる場合は【話半分】でOK。やってみたらそんなことなかったなんてパターンは、いくらでもあります。
報告スピード
客先、上司、への『報告・連絡・相談』が遅い、というパターンがあります。
例えば投資や資産運用では、資金を経済成長等に投じてあとは世界経済の進展に沿って半ば自動で増えていったりするというパターンもありますが、業務報酬は「誰かしら相手の満足」に対しての対価であり、満足されない、させられていないのに、対価・報酬だけが上がるなんてありません。
この時の【満足】とは、
・要件(契約・約束した事項)を満たしている
・『期待値』を満たしている。または超えている。
評価をする相手(発注者等)に仮に「品質を追求してください」と言われたとしましょう。
そこで、真に受けて、「締め切りをつくらずにはじめる」なんてことしていませんか?
品質を求めていたとしても、こちらも相手も人間である限り【時間に限り】があります。相手にもらった貴重なチャンスと言う名の時間を無駄にしてはいけません。
案件に手を付け始めた時に、「いつ最初の報告をするか」を決めているか。
「デキ次第」を真に受けて始めていませんか?
デキ次第という条件は、「いつでもよい」ではなく「可能な限り早く」と捉えなおしましょう。
手を付け始めるスピード
成果を出している人の「初めの一歩」の早さを知ろう
ここでの違いは「優先順位」の付け方によって違いが出ています。
客先であれ、上司であれ、「後回し」にされて気分がよくなる人と言うのは、
【世の中に一人も存在しない】
のです。こういうと「それはそうだろ?」と思うかもしれないですが、これがわかっていて普段どれだけのことを「後回し」にしていますか??
成果を出している人の考え方は例えばこうです。
- 発注者、評価者の目の前で「ほんの少しでも」まず始めてしまう
- 「続きはこうする」と約束できる範囲をその場で提示をして共有しておく
手段はいろいろとありますが、要は「相手と期待値を(できるだけ早い段階で)すり合わせておく」ということをしています。なので、最低でも「期待値通り」であり、何かの拍子に好条件に傾けば、「期待を超えた」状態に持っていけます。
ゴールとゴール、仕事と仕事の整合性が不明
また、別の症状としてゴールとゴールの間に整合性が取れていない、重要度・優先度で整理できていないという可能性があります。
自分の頭の中が整理できていないと、当然それは業務スピードにはつながりません。
ゴールとゴールが競合する時は「テーマ」で整理する。
「テーマ」「ゴール」「タスク」の基本は、こちらの記事も参考にしてみてください。
もっと単純に、自分の今設定している「ゴール」「テーマ」を【重要度・緊急度】で仕分けるほうほうもありますね。
- 重要かつ緊急=もちろん最優先に手を付ける
- 重要だが緊急でない=複雑または慢性的テーマ
- 重要でないが緊急=さっさと済ませておくか、人に振る
- 重要でも緊急でもない=触らない、人生のムダ
結論 まとめ
以上、3つのスピードアップを通じて、評価アップ・年収アップを実現しましょう!
- あなたの仕事を「評価」するのはだれか?
- その人の「期待値」を超えよう
- 「時間」はすべての人類に有限かつ貴重な資源。一切ムダにするなかれ!
ばっちり成果を上げて、みんなで報酬アップも実現しましょう!