FXに興味を持つと、次に気になるのは「どの通貨ペアを見ればいいの?」というところと思います!
個別通貨攻略の記事を始めました。
今回は、【CADJPY・カナダドル円】です。
ぜひ、最期までお付き合いくださいませ!
◆【CADJPY】カナダドル円の基本的な特徴
◇原油相場動向に影響を受ける、代表的な資源国のひとつ
「原油埋蔵量」という指標がありますが、これだとカナダはベネズエラ、サウジアラビアに次ぐ世界第3位の確認埋蔵量を誇っています。これは、米国同様にシェールオイルの恩恵を受けた形で近年急速に伸びたものです。
ちなみに「石油生産量」でいくと、1位米国、2位ロシア、3位サウジアラビアでその次にカナダがきます。(2019年現在)
尚、同じく資源国通貨でおなじみのオーストラリアは、原油の埋蔵量自体は30位前後にいますが、石炭の埋蔵量で米国、ロシアに次ぐ第3位、輸出量がダントツ世界1位という状況です。
同じ「資源国通貨」と言っても、中身がだいぶ違うというのがわかりますね。
ただ、時には原油が下がると一緒に全部資源国通貨が下がるという現象もありますので、一概には言えません。
◇米国が最大の輸出先、米国経済の影響を受ける
カナダの最大貿易国はお隣の米国になります。しかも、総輸出額に占める割合は約75%にも上ります。カナダは基本的に「資源国=原料供給」なので、輸出先経済が落ち込むと、我先にと言わんばかりにつられて落ち込むという特徴があります。
今では、世界経済を語るのに米国抜きには語れないほどに米国一強時代ですが、その中でも特にカナダは米国動向に影響を受けやすいと言えますね。
なので、カナダドルを見る場合には、米国市場の動向を一緒に眺めていると、より影響具合や関連状況を確認できると思います。
◆長期チャートで見てみる【CADJPY】カナダドル円の推移
まずは、月足チャートで値動き推移を見てみましょう。
比較的、まったりレンジを形成するのが特徴の一つと言えます。
2008年に一番の急落を記録していますが、これはまさしく「リーマンショック」ですね。
そこ以外は、チャート上では緩やかなレンジ変更以外はレンジボックス相場を形成していると言えます。
ボックス相場 :ボックス=箱のように長方形の中をいったり来たりするような相場。
入り時、手仕舞いタイミングをあらかじめしっかり見極めれば、低資金チャレンジも可能そうです。
◆自動売買でどう仕掛けるか??仕掛け案
CADJPYは、「値動きまったり安心感」でも有名な通貨ペアですね。
自動売買で仕掛けるなら、下値72円あたりを軸にして、上をどこまでカバーするか?という感じでしょうか。
直近で言うと90円あたりを境にして、【ハーフ&ハーフ】を仕掛けるとイイ感じにはまりそうな形をしていませんか?
カナダドル円は、基本的に「買い方向にプラススワップ」なので、できれば最初は90円以下のゾーンで買いリピートを仕掛けたい感じですが、そもそも90円と言うのが10年以上にわたる「レジサポライン」になっているので、そうそう90円を超えて行かないかもしれないというのも一考の余地ありです。
レジスタンス(抵抗線)は、ブレイクされた後はサポートライン(支持線)に代わることが多く、何度も意識されて機能しているラインは、以後も機能しやすい
90円の水平線がレジスタンスになれば、そこまででぶつかって行ったり来たりしてくれるので、それこそリピート系自動売買の本領発揮ですね。
もしもブレイクされてしまったら、撤退か売りかぶせか、ご自身の資金状況などを踏まえて考えてみましょう!(笑)
カナダドル円は比較的、必用証拠金も安い方なので、試しにやってみるというのもやりやすい優等生ですね!。
ぜひ、以下の記事も参考にして、トライしてみてください!