ワタシもかれこれ、金融投資歴は2年半くらいでしょうか。
まだまだ未熟モノではありますが、普通の人よりやたら手数が多い自信がありますので、出会った失敗も結構な数が溜まってきました。笑
『よし!投資やるぞ!!』
と決めたその日に証券口座を5つ開設し、2020年のコロナショックも相場から退場せずに生き延びてきたワタシから、これから投資、その中でも「FX自動売買」に興味を持っている方向けに、失敗しない為のポイントをご紹介していきたく、書いています。
【初心者殺し】3大あるあるキャッチフレーズ
『勝率100%、驚異の利回り○○%!!』
今ならなんと○○円でこのツール販売します!
今でもこういうツールの販売が流行っているのか、どうか、実感としてはワタシ自身はよくわかりませんが、Youtubeなんか見ててもツール販売の広告結構出てくる気もしますので念のため。
①初心者は、証券会社が提供している「無料ツール」でOK
ちなみに、利益が出るロジックを説明されて、それが理屈として理解・納得できないうちはあなたは初心者です。「なんだかよくわかんないけど、なぞに説得されたから、金儲け自分もしたいし買っちゃおう!」なんてことしてたら、永遠にアナタは負け組です。
②FX自動売買では、せめても利回り15~20%くらい
安全を見たら、「年率5%」くらいの目標設定で地道にやっているトレーダーさんもざらにいます。
ワタシとしては、5%くらにリターンであれば、株式系でさらに無難にやればいいかなと思ってしまうので、FXの方は見出しに書いている15~20%くらいを目標に動かしています。
当然、FXはレバレッジ(国内証券会社で25倍)がかかっているので、設定の仕方や証拠金の準備額次第では「想定利回り」はいくらでも上げられるのですが、そんなハイリターン設定では、ちょっとした暴落でもすぐに資金霧散してしまうでしょう。
③結論、よくわかんないものには手を出さない(無料でもダメ)
まあ、これに尽きると思います。
『一度設定したら、ほったらかしでOK!』
このフレーズ、ほんとよく見ます。ワタシもこのフレーズにやられた一人です!笑
嘘ではないのですが、経験を積めば積むほど、また、ワタシみたいな「個人零細投資家」にとっては、不親切な説明だなと思います。
一番肝心な「レンジブレイク」は、自分で見極めないとならない
自動売買のほとんどが、「〇円(pips)の値幅が動いたら自動で○LOT買い(又は売り)」みたいなのをひたすら繰り返す、というのが大筋の枠組みであり、その設定の仕方とスワップ金利や売買スプレッド(証券会社にとっての手数料相当)の違いで特徴を出しています。
これは、裁量トレーダーが言うところの『無限ナンピン戦略』に他なりません。
なんて言葉もありますが、ほったらかすとはまさにこの状態に陥っています。
初期の目論見通りに相場が「レンジ相場(一定幅で上がり下がりを繰り返す)」を続けていれば、地味にちゃりんちゃりんと小銭が増えていきますが、いざ大暴落、大暴騰、また為替相場で結構あるフラッシュクラッシュなんかがあると、資金管理ができていない「初心者ほったらかしトレーダー」たちは軒並み焼き尽くされることになるのです。。
そういうレンジブレイクを想定した資金管理ができていなければ、ほったらかしになんてできないんです。ワタシも少額資金トレーダーでしたので、暴落時はメイン口座ではロスカットこそしなかったものの、大変つらい目に会いました。。
まず、「初心者にレンジブレイクを正確に予測はまず不可能」ということを前提に資金管理をしましょう。それができるなら最初から手動で裁量トレードをオススメします!
そして、初心者には相場急変時に正しい合理的な対処も、まずできません。だって、それに遭遇するまで何も身をもって勉強をしていないのですから。。事前に「こうなったら、こうする」という上振れ、下振れ両方のシナリオを組んでいないとなりません。
くれぐれも、「最初から暴落を想定した資金管理」または「暴落したらこの資金はあきらめる」というスタンスがいいと思います。
「為替は(だいたい)『レンジ相場』」
これも同上の理由で、「嘘ではないが、真実でもない」パターンですね。。
為替取引は、平たく言ってしまえば等価両替の「ゼロサムゲーム」(厳密には証券会社の手数料分がマイナスサム)な上、投機筋や個人投資家の他にも「実需勢(輸出入業者等の両替需要等)」もあり、構造的にレンジ相場を形成しやすい特徴があります。
ただ、「2国間の経済バランス」が崩れて、ワンサイドゲームが始まってしまうと非常に大きなトレンド(一方向への上昇または下降)が続いてしまうことがままあります。
昨年の米国ゼロ金利化に伴うひたすらのドル下げ、またスワップ金利投資が人気で注目銘柄であったトルコリラが政情不安でひたすら下げ続けているなど、こういった大きなトレンドの流れが見えていないと、安心してお金も預けていられなくなります。
結果として、「ちゃんとしている投資家(笑)」は、ほったらかしになどせず(できず)に、今まで見ていなかったとしても世界経済ニュースをしっかりチェックするようになり、各国の経済見通しをなんとかして理解しようとするようになります。
【結論】
FXにおいては、自動売買であろうとなかろうと、
「ほったらかし厳禁」「継続勉強あるのみ」
となります。
私個人としては、「危ないからやっちゃダメ!」と言いたいのではなく、
「適切な考え方とリスク管理を!」
と思っています。 実際ワタシも投資実践中ですので、そのうち個別解説します!
ワタシも頑張りますので、FXの「仮想通貨以下、株式相場以上」な感じ(あくまで個人的な感想です)のリスクリターン感が気になっている方がいましたら、いっしょに戦いましょう! 笑
ワタシも未だに毎日が勉強中です!
下手なナンピン、スカンピン!