「さあ、投資をはじめよう!」
と言っても、何から手をつけたらよいのやら、、という感じでしょう。
投資の世界は、いわゆる詐欺やぼったくりなどもたくさんあるので、しっかり自己防衛をしなくてはなりませんが、それだけでなく、真っ当な投資商品であったとしても、「自分の投資目的」や「目標金額」をまったく考慮せずに選んでしまっていては、期待通りにパフォーマンスが出ないどころか、むしろマイナスな結果になってしまうこともよくあります。
ここで、ご自身の投資目的や目標に沿って、どんな手法がいいかを検討してみましょう!
【老後資金が何より心配】
①投資の王道!「インデックス」系成長株への『長期・分散・積立』投資
iDeCoやNISA、つみたてNISAについては、もう勉強されましたか?
これ、かなり有利な優遇税制なので、老後資金向けには活用しない手はありません。
大手ネット証券(楽天証券、SBI証券など)で、すぐに始められますよ。
超々かんたん簡略に、『iDeCo』とは??
約23,000円/月額 ⇒iDeCoの月額掛け金上限(企業年金無しの会社員)
=国(金融庁)が推奨している「長期(分散)積立投資」
という、「確定拠出型年金」のことを言います。年金の「3階建て」部分にあたり、好きな商品に自分で決めた金額で投資運用(元本保証はもちろんなし)ができます。
◎お得な税制 掛け金も運用益も所得控除対象
▲長期の資金拘束 目の前の生活費等の不安が少ない人向け
計算例: 5,000円/月の積立×想定年利回り5%×20年(40~60歳)
積立額120万 運用益約85万 節税額約18万
※楽天証券のHPでシミュレーションができるので、ご自身の状況に合わせていろいろ試してみましょう!
じゃあ『NISA、つみたてNISA』とは??
◆超々かんたん簡略に『NISA、つみたてNISA』とは??
・NISA 投資運用 年120万×5年(最長で)=600万の非課税枠 ※国内外株式、投信
・つみたてNISA 投資運用 年40万×20年(最長で)=800万の非課税枠 ※金融庁基準を満たす投資信託
つみたて計算例 ⇒33,000円/月の積立×想定年利5%×20年 =1350万 ※売却益が非課税
◎お得な税制 運用益が所得控除対象 NISA対象の優良な商品から選んで活用
▲NISAかつみたてNISAのどちらかしかやれないので、よくよく考えてから活用しよう
iDeCo、NISA、つみたてNISAのメリットをしっかり理解して、賢く利用しましょう!
ドルコスト平均法で長期積立したら、なんでリスクが低減できるの??
価格は、市場で売買され続け、上下変動を続けます。その上下を正確に予測することはプロであっても非常に困難なことです。そこで有用な手法が「ドルコスト平均法」です。
・同じ商品を『定期定額』(毎月、20日に1万円購入 など)で買い続けるという手法
・値段が安い時には「たくさん買い」、高い時には「少し買う」という結果となり、「平均取得単価」が相対的に下がることによって、最終的な利益が生まれやすくなります。
この手法は「長期で見れば成長(価格上昇)する」という前提ですので、どんな商品を買っても勝ちやすくなるわけではありません! 「米国の今後の成長を見込んで米国株ETFに投資する!」など、長期成長性が重要になります。
②自分で「分散」「リバランス調整」ができる自信がない。。
そんな方には、強い味方「ロボアドバイザー」がありますよ。
人気のWealthNavi(ウェルスナビ)では、あなたの資金を自動的に6つの資産(米国株、日欧株、新興国株、米国債券、金、不動産)のETF(上場投資信託)へ、
あらかじめ設定する5段階のリスク許容度に合わせて最適配分して自動購入してくれます。
あまり悩まずに、世界分散長期積立投資が始められる、いい仕組みです。
まずは月1万円でも、少額積立投資で雰囲気を体感してみてはどうでしょうか?
※【最低資金】自動運用が開始するのは、10万円の入金をしてからになります。
ETFを直接吟味して直接購入すれば、当然同じようなことはできますし、手数料が運用額の1%とちょっとお高めですが、「ETFってなんだ??」という状態の人や、商品評価やリバランス運用は初心者にはなかなか(知識理解的な)ハードルが高く、保留にしている間にどんどん時間だけ過ぎていってしまうと思われますので、じっと勉強だけを続けて何もしないよりはまずは始めて見て、運用推移を眺めながらじっくり自分の状況や考え方にしっくりくる他の投資手法も研究していくというのをワタシはオススメしています。
ワタシは2年以上前からずっと毎月1万円の積み立て入金(設定4!)をしていますが、2020大暴落もなんとか乗り越え、現在絶好調のリターン継続中です。
【生活にもっと、うるおいを・・】
「キャッシュフロー」を改善して月々のコストが賄えるようになってくると、生活へのうるおい実感が出やすいですね。資産が育ちきって、安定したフロー収入を生み出すようになれば、『FIRE(経済的自由)』の達成も具体的になってきます。
・月々の安定したフロー収入の構築を目指したい人向け
・目標額によっては、多額の初期資金が必要
⇒この点は、毎月積立入金しながら大きくしていくのも可能
①FX自動売買
為替の値動きを自動で細かく売買して、売買差益を積み上げていくという方法です。
暴騰落や価格急変(フラッシュクラッシュ)に備え、初めからある程度の資金は必要。
逆に言えば、王道であるドルコスト平均法の「まったり感」がどうしても合わない、
今貯金だけたくさんあって、すぐに投資で結果を実感したい人には合いやすい
目標年利回りは、自分の実践値でも、他のブロガーさんなどの実績を眺めていても 15~20%程度 というところかと思います。基本的にFXは、
××「100万円」⇒「300万円」に3倍増!!とかを目指すものでなく、
○○「100万円」⇒「5万円の利益」をコツコツと目指すのが基本です。
挑むのであれば、証拠金取引(レバレッジ取引)の仕組みとリスクをしっかり勉強してから、あくまで少額から体感で経験を積んでいきましょう。
ワタシが実践中の証券会社は↓コチラ↓です。
まだ実践記事にできていないですが、その他のおすすめ証券会社も載せておきます。
ループイフダン(アイネット証券)
- 値幅と通貨、買いか売りかを選んでスタートの簡単設定
- サイトの『目安資金表』がとにかくありがたい・・
- スワップが高めで安心感◎
- 自動売買の口座で、裁量注文もできるので「強気にちょこっと手動買い増し」なども体験可
トライオートFX/ETF(インヴァスト証券)
- 自動売買を自由に設計して設定が可能。ある程度慣れてきた人向け
- FXだけでなく、ETFで米国株等にも自動売買投資が可能
- 認定ビルダーの公開設定からも選ぶだけで設定して売買開始することも可能
- 『ビルダー』機能でバックテストができるので、口座だけでもあけておきたい
- 自分用の人工AIを育てられるが、とりあえずがかわいい ※ワタシのAIは「たま」です
②米国株・日本株 高配当銘柄分散投資
もうひとつは、この「米国株・日本株 高配当銘柄」への分散投資というのがあります。
『配当金生活』、、、パワーワードですね !
各国の長期的な安定成長を見込まれる企業を、ひたすら分散投資(セクターでも、国別でも)して、安定的なポートフォリオを組み上げるのがミッションです。
・バンガードやブラックロックといった超大手ファンドから優良なETFがいくつも出ているので、選びやすく、買いやすく、また分散ポートフォリオも作りやすい
・世界の株式時価総額では現状、米国が約50%を占める。この国を投資対象としない選択肢は今では非常に考えにくい。
米国ETF(上場投資信託)は、普通に楽天証券、SBI証券で購入可能です!
・外国株に比べ、為替リスクなく、税制上も有利
・日本はまだGDP世界第3位の経済大国、老舗優良企業も多い
・株価や為替より、配当金が出る・出なそうの方が予想を立てやすい
・ずっと配当金をもらい続ける運用なので、基本的に「売らない」、売り戦略が不要
日本株は単元株が「100株以上」なのでなかなか買いにくい上に、ETFを活用しての分散ポートフォリオも組みにくい(景気敏感株が結構入っていたり、手放しにオススメできるような構成ではない)ので、最初は安い手数料で細かく購入を進められる「SBIネオモバイル証券」がおすすめ。
SBIネオモバイル証券
- 株式を1株(S株、単元未満株)で購入が可能。
- 通常、単元未満株は手数料が割高になってしまうが、手数料がぶっちぎりに安い
- Tポイントがたまる、使える
【とにかく『相場』が大好き!】
デイトレード、スイングトレードなどの『裁量トレード』でばりばり稼ぎたいというタイプですね。おすすめは、、あえてはしませんが、一定数のニーズはあると思います。
だって、相場っておもしろい。。。
・ずっと、チャートと経済ニュースを見てられる、むしろ愛してる。
・ダウ理論を始めとした、チャート分析の勉強が別途、延々と必要。
・デイトレなどは、緊張しながらずっと画面に張り付くので、
「労働収入」の域をなかなか超えられない。ゆえに愛が必要。
ワタシの場合はちょうど昨年のゴールデンウイークに、外出自粛でどこにいけるでもなく、一人巣篭る日々だったので、「パチンコ屋行く代わりにデイトレード修行だ!」とチャレンジしてみたのですが、、結果はともあれ、とにかく疲れました。。
素人はとくに、力みすぎでダメですね。以後は、裁量トレードやるにしても、証拠金に余裕をもってスイングトレード(2日~1週間単位の長さのトレード)しかやらないようになりました。
裁量トレードに関しては、ワタシもまだまだ実践研究中なので、また別レポートをしたいと思います!
【イチかバチか!?とにかく一攫千金狙い!】
・値動きの激しい(ボラティリティの高い)商品への博打投資。
・くれぐれも、「最悪、全額なくなってもよい」という余剰資金での運用を強く推奨!
ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)、相当盛り上がってますね。。最近ではテスラ・イーロン=マスク氏のTwitter騒動など、毎日話題に事欠きません。
最近(2020年3月)、は世界相場が一通り過熱して、世界の余剰資金がビットコインへ流れ込み、「一大仮想通貨ブーム」を引き起こされています。
値動きが激しすぎ、初心者が手を出すようなものでは基本的にないですが、どうしてもやってみたいのであれば、「レバレッジ1倍(現物)」で、試しに少額ずつ、、というところでしょうか?
ちなみにワタシは、、「静観」を決め込んでます!
ビットコイン用の口座も実はもってますが、そこまで資金回らないんです。。。泣
ほんとは「お祭り大好き」なFaust3rdでした。
まとめ
さて、あなたの目的や方針にピッタリな投資手法は見つかりましたでしょうか??
ご紹介をしているものは王道、メジャーなものを中心に、ワタシが実践して肌感覚があるものを含めてご紹介をしてみました。
また、バージョンアップしながら今後もレポートしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!!
【おまけ】口座状況の全体管理には、家計簿アプリがめちゃくちゃ便利です。
※ワタシは「マネーフォワードMe」をフル活用で使っています!
もう約一年プレミアムで利用してますが、今ではもうワタシにはなくてはならないアプリですね。
最初は非対応の証券口座もちょこちょこありましたが、今ではどんどん対応してくれたので、手入力先もなくなりました!(笑) 銀行口座も証券口座もまとめて一目瞭然!
・15~20年単位以上の長期投資が可能な人向け
・「定期定額積み立て」(※ドルコスト平均法)をすることで、
高値掴み防止の上で、ゆったり複利効果を狙う