さて、あなたはちゃんと「合理的」な行動を重ねて、少なくとも「儲からずとも損はしていない」と言いきれるだろうか??
ヒトは、自分の感情と死ぬまで付き合っていかなければなりませんが、意識してそうしない限りなかなか、その感情というものを鍛える、磨き上げるというタイミングはそうそうない、というのが現状です。
【お金】というのも、かなりのパワーワード。ちゃんとした勉強をしていなければ、あっと言う間に意図せぬ結果を招いてしまいます。
ここで、【知識というワクチン】を仕入れて、ぜひ明日からの自分の行動判断にお役立てください!
1.意思決定とは得てして【感情】でなされる
ある意味で、「衝動買い」とは真理であり、逃れられないものです。
この世のあらゆるセールスマン、マーケターは巧みにあなたの「感情」に目がけてアプローチをしかけてきます。そうだと知っているのと知らないのでは、判断に大きな差が出る場面がよくありますので、まずはこの点を理解しておきましょう!
この損をしない、合理的な判断基準を磨くには、自分が「納得」できる答えを探し続けるしか手段はありません。それが、経験であり勉強と呼ばれるものです。
セールスマンやマーケターはあなたの【不安】にも容赦なく群がってきます。
不安の原因 =そのほとんどが未知と無知
⇒まずは「明確な目標」をもって学び続けましょう
※なぜ資産運用をするのか、投資をするのか?
※いくらに増やすのが目標なのか?
2.常識 =合理的『ではない』と知ろう
◆投資はリスク?
⇒では「投資しないリスク」って知ってますか?
ではここでは、
という状態について、 一緒に考察をしていってみましょう。
結論から言うと、この状態は、
⇒「日本円に(または日本という国に)全力投資・フルベット」
という一点買い勝負の状態であると、ちゃんと認識できていますか??
リスクその① インフレリスク
~物価はゆるやかにずっと上昇し続けている~
~100万円は、10年後にそのまま100万円の価値ではない~
日本政府は「インフレ率2%上昇」という目標をずーーっと掲げています。現状未達ではあるのですが、このインフレというのは、国全体が一律に上昇するという前に「分野、業界ごと」に発生することが多いです。例えば「教育分野」なんて、すごいインフレ進行していますよね。
上は過去約40年間の各国の消費者物価指数の推移です。米国の容赦ない上昇がやはり目にはつきますが、日本以外は大なり小なり物価上昇が進んでいるのがわかるかと思います。
ゆるやかなインフレは「景気が良い証拠」とも言われますが、インフレにも種類があり、景気の好循環におけるインフレを「ディマンドプル型」と言います。一方で、「コストプッシュ型インフレ」というものがあり、こちらは不況下でのコスト高による物価上昇を言います。
原油・輸入原料・人件費などがコストの代表と言えますが、さて日本はこれらのものについて、ちゃんと自営・自給ができる状態と言えるでしょうか?
日本の輸入依存度は??エネルギーについてはほぼ100%の外国依存、衣服や住居の原料もついで輸入依存度が高く、食糧自給率に至っても、40%未満という低水準です。
まだ安心してジッとしていられますか?
リスクその② 為替リスク(円安リスク)
~日本経済が世界と相対的に弱くなると進む可能性が高い~
ここでは、世界経済の先行きをいくつかの視点で見てみましょう。
世界経済を計測するのに、昔は「GNP」という指標が主に使われていましたが、現在ではニュースでもなんでも「GDP」という指標に代わってきていますね。
将来的には「GNI」という指標にまた変わっていくともいわれていますが、まずはここでは、GDPの主要国推移を確認してみましょう。
グラフの画像はGoogle先生から拝借をしてきました。
米国が世界大戦後からずっと独立独歩を歩んでいますね、それに追いつけと95年ころまでをピークに我らが日本が猛追をしています。ただ、バブル崩壊とともに「失われた数十年」を横這いしている間に、中国が驀進をしていきました。
次に、よく経済学のお話で出てくる、「新古典派経済理論」というものを見てみましょう。この理論では、経済成長には「資本」「労働」「土地」「技術」の4つの要素が必要ということが言われています。
この分析でもやはり、4つすべてを持ち合わせた米国が伸びる理由が明確ですね。中国は、安くて大量にいた労働力を背景に猛追をしかけました。日本はと言えば、資本力、技術力では一日の長があると言えますので、どこかの国との連携次第?とも見えます。
また、経済成長はもっと単純に「人口増加」に比例するという議論もよく聞きますので、人工推移のグラフもまたGoogle先生に拝借をしてまいりました。
中国が最多というのは、もう歴史的事実でありますが、そのあとをずっと迷いなく増加し続けているインドがやはり目立ちますね。米国も先進国で唯一の人口増加国となっています。日本は、ニュースでも毎度おなじみの「人口減少の一途」をたどっています。
さて、これらの議論やデータを見てみて、あなたは今後の世界経済をどう予想しますでしょうか??
リスク③うちは「保険」にたくさん入ってるから大丈夫!?
こんな声も聞こえてきそうですが、では聞きますが、
「それ、、本当に必要なんですか?」
「いくらお得か、いつお得か、なぜ安全か、ちゃんと答えられますか?」
現在では、いろいろなタイプの生命保険が販売されていますが、「貯蓄型」「元本保証」など、耳ざわりのいい内容につられて、余計なコストを支出していないでしょうか。
保険とは、「発生確率は低いが、起きたら大惨事」というものに備えるべきものであって、保険と抱き合わせで貯蓄や投資運用をしても、「手数料が高いばかり」と、少し資産運用の勉強を始めればわかることです。
あくまでも投資は、自分で学んで自分で運用するのがよいと思います。
◆まとめ
さて、いろいろなケーススタディを使って、見てきましたが、これがいかに不安定な状態なのか、実感が少しは出てきたでしょうか?
☆おかねとは?、資産とは?何なのかをより正確に理解して、
あらゆるリスクに備え、可能で効果的な対策を講じて、
あなたの人生や家族をがっちり守りましょう!
資産運用スキルとは
☆知識武装し、小リスク実践しながら、体得することで本物になる
資産運用でなくとも、たとえば車の運転でも、完全なリスクゼロにはならなくとも対策はあります。
【適切なリスクの取り方】を学び続けましょう!
うちは「保険という安心」を買ってるから!