理由：それはアナタの【ものさし】が長くなったからです。
いきなり答えをかきましたが、なぜそうなるか、どうしたらそれに変化があるのかを、本記事では書いていきます。
◆ヒトのもつ【ものさし】は、そのほとんどが『相対的』
例えば、『満1歳』のヒトにとっては、一年とはまさしく『一生』です。
引き換え、『満40歳』のヒトにとっての一年とは『一生の1/40＝2.5％』に過ぎません。
これだけでもわかるかと思いますが、アナタにとっての一年は、
【年を取るだけ、年々短く感じる】ように自然となります。
ヒトは、さまざまな制限の元に一生を送っています。
・いつかは必ず亡くなる
・見たことも聞いたこともないことは、欲求も覚えない
・人力は機械に及ばす、計算速度は電卓にも敵わない
・空は飛べず、呼吸器具なく水中に居続けることもできない etc.
挙げればキリはありませんが、かといってこれらに絶望してしまうというヒトが少ないのは、
- すぐにどうにもならないことばかり見ない
- できることをやる。前を向き、【成長】を目指す。
ということをしているからに他なりません。
ヒトは人生においても、例えば仕事においても、限られた時間・空間の中を目いっぱいに活動しようとします。
この『限られた』というのが、【ものさし】にあたると考えられますが、この【ものさし】の定義＝尺度感が人それぞれになるためにものさしの違いが出てきます。
◆どの【ものさし】を信じたらよいのか？？
ヒトは生きて行くうえで、たくさんの【ものさし】を意識的にも、無意識的にも拾い集めています。
【ものさし】＝【『アナタ独自』の判断基準】
とも言い換えられますね。
物理世界の【ものさし】＝定規等 は、「絶対的な共通認識」として、公正明確な指標となるわけですが、『アナタのものさし』は逆に「世の中のほとんどのヒトと似て非なるもの」になるという特徴があります。
これをまず、認識しているかそうでないかで少し違いが出ます。
◆訓練すれば、【『他人のものさし』も透けて見える】ようになる
・ヒトそれぞれに、さらにはテーマごとにも【ものさし】が存在すると認識する
・自分の各種【ものさし】をしっかり鍛え、磨き上げる
こういうことを続けていくと、目に見えないはずの【他人のものさし】が透けて見えるようになってくる瞬間が訪れます。
この状態になると、
・対応がめんどくさい時の「同調」も「予測回避」も容易になる
・本当に「共感」すべき大切な相手を見抜ける
・相手との「本質を踏まえた」討論やすり合わせが可能となる
など、たくさんのメリットをもたらしてくれるようになります。
なんか、『良さげなスキル』ではないですか？？
【ものさしマイスター】になるだけで、人生にすごい追い風が吹きそうです。
◆自分の【ものさし】の鍛え方、磨き方
さて、先に書いたようにまず「自分のものさしを鍛える」必要がありますが、以下のような方法があります。
・関心事や必要なことについて、「勉強」＝知識をあつめる
・体験、経験を重ねて、「判断した回数」を増やす
・実経験値を重ねて、「知識」を「知恵」へ、「意識」を「無意識レベル」へ消化
勉強と書いている部分は、座学・読書に限らず、「本質・本物」を探し求めて、それがありそうな場所ならどこへでも立ち向かうべきでしょう。
この、「本質・本物」を探し求める姿勢が「鍛えるべき目的・目標」であると言えるので、手段の部分はあらゆる可能性を残しています。
【目的】＝ちょっとやそっとでは変えられない、変えてはならない部分
【手段】＝時間と状況の許す限り、あらゆる可能性を検討しうる
こういうスタンスでやると、【探求】しやすいと思います。
また、一本のものさしを極める＝一刀流も、やり切ればかっこいいですが、おススメは
【できるだけたくさんのものさしを常備しておく】ことです。
万有引力は「重力」、「密度」が「引力」を発生させていると説明しますが、【ヒトの引力＝魅力】も「密度＝経験の数、濃さ」に比例して増大します。
A。「今年は、、なにもしてないな。。。。」
B。「あれとこれと、これもしたな、ああ、これとこれもやりたいのに！」
発言を一部切り取っただけですが、どちらが魅力的なヒトだと予想しますか？？
◆まとめ 『共感』を集められる、できるだけたくさんの【マイものさし】集めをしよう！
【マイものさし】を多刀流に極める【ものさしマイスター】＝判断基準を磨き上げた達人
を目指してみましょう。
そうすることで、【他人の理解＝共感】も増え、深まります。
始めに挙げた『一年の長さの感じ方』というものさしについても、こういう達人への道を歩き始めることで、変化が生まれます。ぜひ、自分の成長度の「尺度」として、この「感じ方の違いがどう出たか」も参考にしてみてください。
人生、仕事、家庭、人間関係、などなど、他人が登場するあらゆるシーンで抜群のパワーを発揮します。
さあ、ぜひ『今日、今から』実践してみましょう！！
